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2020丹波縄文の森塾4日目(8月日)

8月2日、昨日に続き丹波縄文の森塾4日目を開催しました。
午前は、縄文土器の土器上げと講評、午後はツリーイングと弓矢遊びを行いました。
土器上げは、昨日から野焼きしていた土器を取り出す作業です。成形された土器の中に少しでも水分が残っていると、焼いている間に爆発して砕けてしまうことがあるので心配していましたが、特に大きく壊れるものもなく安心しました。そして出来上がった作品について、陶芸家の宮本ルリ子先生と市野麻由子先生が、一つひとつその形や模様などについて講評しました。今年は、土器ばかりでなく土偶やお面のような形のものもあり、また、色々と工夫された模様も多く個性溢れる作品が揃いました。
お昼には、調理サポーターが作ってくれたチラシ寿司とすまし汁を美味しくいただきました。
午後は、2グループに分かれてのプログラムです。ツリーイングでは専用のロープを使って高い木に登ります。装具とヘルメットを着け、福島インストラクターから登り方の説明を受けた後、高い木から吊り下げられたロープを登っていきます。昨年経験がありすぐにスイスイと高くまで登っていく者、最初なかなかコツがつかめずうまく登れない者など様々でしたが、それでも最後にはみんなうまく登れるようになりました。
弓矢遊びでは、杉本先生が弓の部分を作ってくれていたので、塾生は矢の部分だけ自分で作りました。矢になる細い竹の後ろの部分に小刀で切れ目を入れ、紙でつくった羽を取り付けます。そして竹の歪みを直しまっすぐにして出来上がりです。その後、中庭に出て実際に弓を放ちました。的は、ボードに貼り付けられた鹿、イノシシ、アライグマ、そしてコロナウイルスの絵です。最初はうまく前に飛びません。弓を引いて放つと矢が真っ直ぐ下に落ちてしまったり、1メートルほど先にしか飛ばなかったりが殆どでしたが、それでも徐々に慣れてくると、的に突き刺さり歓声が聞こえるようになりました。

縄文土器づくり(土器上げ・宮本先生と市野先生による講評)

ツリーイング(福島インストラクターから説明の後、ロープを使って木登り)

弓矢遊び(矢を作った後、ボードをめがけて射的)