丹波の森研究所

Laboratory

丹波の森研究所とは

(公財)兵庫丹波の森協会が、丹波地域のシンクタンク並びに中間支援組織となることを目標として設けた調査研究機関です。
角野 幸博(県立丹波の森公苑長・関西学院大学 建築学部 学部長)を中心に、地域づくりに関する諸分野の研究員が所属し、地域づくりにおけるアドバイス、情報提供、学習会の相談など住民活動の支援のほか、丹波の森づくりの基礎資料となる調査研究、講演や報告などを通しての丹波の森構想の啓発・普及・行政諸事業における委員会への出席をはじめとするアドバイザー協力などを行っています。

基本理念
  1. 丹波の森構想の実現に向けた、住民主体の住民活動を支援
  2. 住民、行政、専門家、支援組織との連携と協力
  3. 将来に向けた活動や計画立案および研究の計画
沿革
  • 平成8年4月1日 丹波の森づくり実践活動を支援するため、専門研究員を配し調査 研究や技術的指導業務を行う丹波の森研究所を設置
  • 平成19年6月1日 篠山地域での調査研究活動や活動支援体制の強化を図るため、丹波の森研究所篠山分室を設置
所長挨拶

丹波の森研究所は、丹波の森構想の推進を支援するために設立された、都市計画、まちづくり、ランドスケープの専門家や、行政や市民活動に精通した実務家達で構成する研究所です。研究所というと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、丹波の人々と一緒になって森づくりやまちづくりに携わることを肝に銘じながら、徹底した現場主義を貫くという理念のもとに、様々な活動を展開しています。たとえば、花壇づくり、街かどの美化、川や道の改善運動など、市民や行政の活動を縁の下で支える、地域に密着した活動を大切にしています。地域づくりは参画と協働の理念のもとに市民と行政と企業が手を携えてすすめなければなりません。研究所から皆様に働きかける場合もありますが、丹波の皆様からの積極的な参画を期待している次第です。

ドイツの村や町では以前から、住民主体の地域づくり運動である「わが村は美しく」運動が進められてきました。丹波でもそのような活動ができないかということから、研究所の活動が始まりました。このような森や地域づくりに際しての運営面(ソフト)においても積極的な提案を行いたいと考えています。

丹波は今、人口減少と高齢化の大きな波にさらされています。この現実にしっかりと立ち向かい、持続可能で魅力ある丹波づくりを皆様とともに考え行動するために、地域づくりの基礎となる調査研究や計画提案を行ってまいります。丹波の森構想の「森」とは人と自然が共生する場所であるとともに、様々な地場産業や生活文化を育んできた場所でもあります。恐竜化石発掘を契機とした丹波地域恐竜化石フィールドミュージアムの推進をはじめ、丹波地域の環境資源の発掘や丹波の集落空間の研究などにも今後取り組んでいきたいと考えておりますので、皆様のますますのご支援をよろしくお願いいたします。

丹波の森研究所長(関西学院大学 建築学部 教授)角野 幸博

研究員紹介
役職氏名備考
研究所所長角野 幸博県立丹波の森公苑長
関西学院大学 建築学部 教授
主任研究員藤本 真里
特任研究員上甫木 昭春環境マネジメント、まちづくり
研究員門上 保雄まちづくり、景観、環境デザイン、森林環境など
研究員上岡 典子河川、環境、造園、緑花など
研究員横山 宜致まちづくり、景観・緑条例、ワークショップなど
研究員片平 深雪デザイン、パークライフマネジメントなど
研究員塩山 沙弥香地域づくり、パークマネジメントなど
研究員小橋 昭彦地域情報化、定住促進、まちづくりなど
研究員出町 慎建築、古民家再生・活用、定住促進など
研究員門上 幸子造園、里山再生、市民参加コーディネートなど
研究員谷垣 友里地域づくり、市民参加コーディネートなど
研究員宮川 五十雄生物多様性、自然環境調査など
研究員内田 圭介篠山分室:地域づくり、コミュニティ・ビジネスなど
研究員清水 夏樹丹波篠山市農都環境政策官
取組内容
  1. 地域づくりの助言・指導及び計画づくり
  2. 地域づくり、住民組織の立ち上げ、運営の助言・指導及び支援業務
  3. 以上に関する人材の育成・紹介など
活動報告書
丹波の森研究所 アクセス

篠山分室

「丹波の森宣言」を見る「丹波の森宣言」を見る